四十九日が過ぎて最初のお盆が初盆であり、この時の法要やお墓参りは、他の時よりも力を入れて行います。天国へと旅立ったご先祖様が、亡くなってからはじめてこの世に戻るのが初盆だからです。法要やお墓参りをする期間としては、お盆の14日と15日になります。僧侶に自宅へと来てもらい法要をして、家族や親せきなど皆でその後にお墓参りに行くパターンは多いです。盛大にするのが初盆ですから、法要やお墓参りが終わったら、それで解散にはなりません。皆での賑やかな会食の時間を設けますので、料理屋へ行くなどして少し豪華な食事をします。本格的なお盆は8月14日と15日ですが、迎え火でご先祖様をお迎えする13日も大切な日です。ご先祖様は13日に迎え火をして戻ると言われており、お仏壇もいつもより華やかな準備をします。精霊棚をお仏壇には飾り、様々なお供えをして万全な体制でお迎えをすることです。8月16日はお盆最終日となるので、夕刻には送り火を焚いてご先祖様をお見送りします。