遠くてなかなか行けないお墓参り

10年前に父親を交通事故で亡くし、母が先祖代々のお墓を守っています。私は結婚して隣の県に住んでいますが、長男(私の弟)が同居しているのですが、弟が車を所有していないのです。母は全然お墓参りに行けないと寂しがっているのですが、電車やバスを使っていくとかなりの時間がかかる場所に寺と墓地があります。私が車で迎えに行って母たちを乗せていくことは可能ですが、なかなか頻繁には行くことができません。母は自然に囲まれたお墓の場所をとても気に入っていて、お墓の移転や墓じまいをする気が全くありませんが、正直母が亡くなった後はどうしようかと弟と話しています。

お墓参りには行きたいが、行って帰ってくるだけで一日かかる場所にあるのでは、正直足が遠のいてしまいます。まだ具体的には行動はしていませんが、私たちの世代になると、お墓自体の意味まで疑問に思ってしまいます。今は母が思う通りに、母を悲しませないようにしていますが、その後一度墓じまいをすることも視野に入れています。先祖代々の墓なので、どの程度昔からのお骨が眠っているのか分かりませんが、近所で樹木葬のような形で失礼のないように葬って、気軽に何度もお墓参りをする方が親孝行であり、先祖孝行(?)なのではないかと思っているのです。

Related Articles

息子を連れてお墓参り

息子を連れて電車に乗ると、お年寄りの女性2人が 「息子夫婦はお盆にも会いに来ないし若い人たちはお墓参りをしなくなった。」という話をしていました。私自身を振り返って考えると、祖父が亡くなって10年が経つのにお墓参りをしたの […]
Read more

多忙でも可能な限りお墓参りしたいものです

最近は都会に人口が集中し、地方の小都市や田舎の過疎化は一層進行しています。それに伴って、地方の小都市や田舎にある先祖代々のお墓を維持管理する事が困難となっており、墓じまいをして、都会の納骨堂等へ遺骨を移される方が増えてい […]
Read more
Search for: